2013.09.06
株式会社空間社
I邸一家は区内の近所にあるコーポラティブハウスに住んでいたが、DINKS向きの間取りだったため使いずらくなっていた。
「慣れ親しんだ地域で子供室も設けられる戸建に移れたら…」と長女の通う保育園のパパ友同士で話していたところ「うちの離れはどうだろう?自由に手を入れて構わないから。」と言うから驚いたとのことだ。しかしIさんご夫婦は、上質な佇まいのこの古民家に一目惚れし、最初は冗談かと思われた会話がなんと現実となり『友人宅離れ賃貸リノベ』がスタートした。
かつてはリビングとダイニングキッチン 2 室に分かれていたのを、ひとつながりの LDK に変更。テーブルの頭上には小屋裏を改造したロフトを設けている。ロフトは壁面を柵のように簡単に仕切るだけとし、空間を広く感じさせる効果も発揮。キッチンとダイニングの間には、造りつけの収納を設置した。食器や雑貨などが一気に片付くとともに庭側からの目隠しになり、さらにロフトを支える構造体の役割も担っている。ハンモックを吊るした頑丈そうな梁は、既存をそのまま利用することにした。キッチン背面のカップボード裏面は、壁という程の広さがあるので、グリーンの黒板塗装を施した。小学校 1 年生の長女との約束ごとや次女の可愛らしい絵などが描かれている。
費用 | 569万円(税込) | 物件種別 | 一戸建 |
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リノベーション 形態 |
家族構成 | ||
築年数 | 59年 | 面積 | 58.82㎡ |
施工期間 | 2ヶ月 |