リノベーション事例

＜築42年で間取りも設備も時代外れに...＞
築年数1969年のマンションの一室。駅近で部屋全体の平米数は一人暮らしには充分な42.12㎡。でも修繕すべき課題は、３点。
▼間取り/ 和室メインの閉鎖的な２DKタイプのお部屋でした。分離型のDKスタイルで生活動線も不便な間取りでした。
▼設備/ 作業スペースも少ない、一昔前の使いづらいキッチン設備。床下の配管類は老朽化が進み、修繕が必要な状態でした。
▼内装/ クロスにフローリング、あちこちに痛みやシミが出てお部屋全体の暗さが強調されていました。

＜お洒落なデザインに木の温かみをプラスしたお部屋が完成＞

問題となっていた３つのネガティブ要素を一掃するため、床や壁を撤去して構造躯体だけを残したスケルトン状態へ。お客様のご希望を一つひとつ叶える、オーダーメイドの発想で理想の「男の一人暮らし」リノベーションマンションを実現しました。

◎「ゆったりとしたシンプルモダンな空間で快適に暮らしたい」という希望通りに、間取りは十分なスペースを確保した１LDKに。壁を取り払い、玄関から間仕切りのない開放感溢れる空間設計にしました。重苦しいのキッチン吊り戸棚は取払い、壁をふかしてレンジフードのダクトを通し、カウンター越しのキッチン壁面はすっきり。柱の幅を利用して家電置場も設置。コンパクトなのに充実した清潔感溢れるキッチンになりました。

◎お部屋の一部は部分壁で仕切り、手前は書斎スペース・裏手はベッドスペースをかねたウォークインクローゼットへ。見せたくないものを自然に隠すアイデアで、限られた空間を効率的に使える工夫を施しました。

◎住宅設備は機能性×デザイン力を重視。白で統一したオープンキッチンには、ステンレスのカウンターとレンジフードが美しく調和し、お洒落なカフェバーのようです。バスルームも、お部屋の雰囲気に合わせて浴室の壁はダークブラウンを採用。シャワー水栓もグレードの高いお洒落な物を取り入れ、ディテールのデザインも大切にしました。

◎「アンティークな味わいが欲しい、でもデコラティブな装飾は嫌。」そんなお洒落な男性のライフスタイルに合うナチュラル＆シンプルなデザインを考え、建具・照明・フローリングなどトータルにコーディネートしました。自然素材を多用することで、健康面にも配慮した、落ち着きのある大人な印象のお部屋になりました。フローリングには、エイジング加工を施した天然無垢のウォルナット材を使用。天然無垢のパイン材を使用したダイニングテーブルともアクセントのある組み合わせになっています。

◎壁のあしらいは、塗り壁にこだわって、クロスを剥がし水性塗料で白く仕上げました。玄関ドアの内側も白くペイントしたり、キッチンなどの設備類も白で統一。明るく開放的で広さを感じる演出に。一方で書斎スペースの部分壁のみ黒くペイントし、お洒落なアクセントウォールに。ウォルナットのフローリングにもマッチし、モダンな中にも木の温もりが漂う空間が完成しました。

備考