2013.09.05
株式会社空間社
数年前から住み、慣れ親しんだ地域を中心に中古物件を探し、リノベーション計画をスタートした30代のご夫婦。築27年の住まいは既に前住人によりリフォームがされており、洗面台を除くキッチンやユニットバスなどの設備機器類はそのまま使用することにしました。一番の問題はそれぞれが小さく仕切られたキッチン・リビングダイニング・和室。目指すは「広々としたLDKに!」
独立型で閉鎖的だったキッチンは、間仕切り壁を撤去し空間に広がりを出しました。一方で、使い勝手は問題無いが見た目が気になったシステムキッチンは、ハイカウンターを設けてリビングダイニングからの視線を遮るようにプラン。同材のタモ材でカップボーダーもオリジナルで製作しました。リビングダイニングと和室に分断されていたスペースをひとつながりの広々としたLDKへ、和室にあった押入れは枠を白く塗装して扉を木製にすることでイメージチェンジ。キッチンと廊下を隔てる壁には上げ下げ窓を設け、空間全体に“つながり”を持たせました。
マンションの規約により床材はカーペットのみの選択肢となったが、陽が差し込めば寝そべりたくなるほど心地良い。タモ材やシナ材のやわらかいトーンを活かす洗練されたインテリアが加わり、S夫婦のセンスの良さが引き立つ空間となりました。
費用 | 432万円(税込) | 物件種別 | マンション |
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リノベーション 形態 |
家族構成 | ||
築年数 | 42年 | 面積 | 77.13㎡ |
施工期間 | 1ヶ月 |