部門 | 無差別級部門 |
費用 | プライスレス |
間取り | シェアスペース |
タイプ | オフィス会議室→シェアスペース |
費用に含まれるもの |
施主支給設備(費用に含まれないもの) |

Beforeコメント:
大阪市内でもとりわけ賑やかな、くいだおれの街「天満」。
駅から徒歩1分、商店街に軒を連ねるビルの中に、何の変哲もない会議室が一室、ありました。
普段は会社のスタッフしか出入りしないこの会議室。
実は、会議室にしておくには勿体無いポテンシャルを秘めたスペースなのでした。
築50年近い4階建てビルの最上階、ゴチャゴチャと建物のひしめく地域の中でも
スコンと抜けた眺望があり、光や風が通りぬける窓があるにも関わらず、
会議室としてはそういった要素は必要ナシ(むしろ明るすぎる)と
わざわざブラインドを閉めきり壁を立てた状態で長年使用してきました。
スタッフも頻繁には足を踏み入れない死んだ部屋、その様子はまさに閉ざされた天満の孤島でした。



Afterコメント:
ある時スタッフがブラインドをあげて滑りの悪い窓を開けると、
なんだか爽やかな風と明るい日差しが差し込んでくることが判明。
もしかしてここはお客様をお招きしたり、様々な人が集ったりするのに打ってつけの場所ではないか?と、直感します。
天井裏を覗けばなんと約80センチもの懐がありました。
これはいける!と直感は確信にかわり、会議室のリノベーション計画が持ち上がりました。
できるところまでは自分達でやろう、と解体作業はスタッフ全員で就業後の時間を使って実施しました。
普段工具を触らない女性スタッフもいきなり"解体女子"に豹変!
バールの重さをかみ締めつつ、体を動かす楽しさも学びました。
普段お世話になっている大工さんや職人さんの力も借りながら、
最後の仕上げはお客様と一緒に満喫いたしました。
スタッフは体験を通してリノベーションに対する「語り」に一枚厚みをつけたようです。
訪れるお客様には「リノベーションで起こすことのできる変化」を、肌で感じて頂けています。
そんな風に完成した「BONDROOM」は、天満で一番のコミュニティスペースになりました。
人と人をBOND(接着)するこの場所は、毎月のイベント開催で50人以上ものお客様が訪れます。
なんの変哲もない閉ざされた会議室だった場所が、明るく、感性を刺激する場所となりました。
人と人が繋がり、物語が生まれています。
もちろん会議室としての機能もそのままです。
会議利用も格段に増え、議論は活発になったとか。
物件情報 | |
築年月 | 1965年12月 |
構 造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
リノベーション面積 | 60.00㎡ |
施工期間 | 3ヶ月 |
備 考 |
掲載会員企業 |
株式会社シンプルハウス |
|