再販リノベである。玄関が2か所ある特殊な間取りであったゆえ、住居部分とアトリエ部分とにゾーニングした。旧間取りは95㎡に対して広さが活かされておらず、キッチンとリビングダイニングの関係性や個室とLDKの関係性が分断され、ターゲットとする家族世帯にはコミュニケーションがとりづらい間取りであった。そこに玄関を専有部分の12%を占める割合で玄関ホールならぬ「玄関ルーム」を創った事で玄関アクセスを改めて考えなおした。玄関ルームから見えるほぼ全ての出入口をゴールドのアーチ型にしたことで横連続や、アトリエから引き戸を開けた際に見える、奥行きに連鎖するアーチの魅え方が住人に新しいラグジュアリー感をもたらす。
BEFORE
築26年のSRC造14階建て8階部分の住居。玄関が二つあり、日当たりのよい広縁のある、間取りのある特殊な間取りであったが、台所は日当たりが悪く、居間兼食事室は、生活するには魅力的ではない空間であった。