廊下とLDKにステップを設けることで、空間に表情が出ました。急だった階段も緩やかになり安全になりました。天井をできる限り高く設定し、壁面を白い珪藻土でスッキリさせた為、空間が開放的で広く感じるようになりました。ロフトは、家族の成長に合わせて収納から遊びの空間⇒子供部屋⇒収納へと変化できます。元々押入れだったスペースは、扉を外し寝室と一体化させて、睡眠前のお子さんのこもり空間に。階段したに配置した浴室は、ハーフユニットでインテリアと合わせ入浴時間も楽しくなりました。LDKのステップは、腰かけてお子さんがおやつを食べたり、お友達が集まった時お話できる場になっています。引退前の最後の左官仕事ということで娘さん家族のために珪藻土やモルタル塗装をしたお父様は、今もまだ元気にお仕事を続けているそうです。家族の遊び心と愛と笑顔がたくさん詰まったリノベーションになりました!!
BEFORE
メゾネットタイプのため、広さや部屋数は充実していました。築年数が経っていることもあり設備機器はサイズが小さく、天井の低さや間仕切りのせいか部屋の印象が暗く狭く感じました。急な階段は、お子さんはもちろん妊娠中の奥様にも生まれてくるお子さんにも危険で昇り降りも大変そうでした。収納は各部屋にありましたが、押し入れタイプで奥行や高さもお施主様の衣類の量や生活スタイルを考えると不便な作りでした。細かく仕切られた部屋は、家族構成の変化に対応するには難しく、そのまま使用するには生活面・家事面での使い勝手は悪く、採光や通風も物足りなく感じるものでした。