当初は旦那様単身でお住いの上でのお話でしたが、徐々にお二人で住まわれる想定でのお話合いに移り、次第に自分もそれを想定したご提案をさせていただくようになった。ご主人様単体の時に、「今付き合っている人に完成時にプロポーズしようと思っている」という明確な目標のもと、リノベを進めていきました。もとご友人の来訪も多く、対面キッチンご希望されていましたので、思い切ってダイニングキッチンをお部屋とお部屋作りの中心に据え、キッチンを中心に会話が生まれるお部屋にしようと思いご提案させていただきました。→調理している人とダイニングに座っている人の目線が合いやすくするためキッチンを一段下げたり、玄関入ってすぐキッチンを設けることですぐに出迎えられるようにした。前述しましたが、すでにリノベ済みであったので、いじらない部分は既存で仕上げを残したりして、コストダウンを図っています。トイレや天井の塗装は既存利用で使っています。このお部屋を作れたのも本当にご理解あるご夫婦であったことです。事例のコメントにもありますが、好きなもの、考え方に共感を得る形でお二人は結ばれました。人生を共にする。一緒に暮らす。家、家族を作るという作業はお互いの本性が出てきます。特に首都圏では新築や、戸建ての選択肢が減りつつある中でそこを共有する作業ができるのもリノベーションはじめお部屋づくりの大きい意義かなと思いました。
BEFORE
恵比寿から徒歩５，６分の好立地にたたずむ、築47年のビンテージマンション。周辺には洒落た飲食店も点在し、適度に駅からも離れているので、周辺環境も落ち着いていてよい。この条件で4000万以下で売りに出ていた。さらに管理が行き届いているため、年代のわりに見た目もきれいで、専有部においてもすでにリノベーション済みだったため、利用できるものは残しながらリノベすることでコストダウンを図った。まさにリノベるのに最適な宝石物件であった。
