コンセプトは「NATURE×TOKYO×和」。リビングダイニング、中洋室、主寝室をバルコニーに沿いの「縁側空間」でつなぎ、どの部屋からもご家族の気配を感じ、「家族のつながり」をデザインに組み入れています。また、両端にはアクセントクロスを配し、「自然光と共鳴し、変化する表情」を与えています。特にリビングダイニングに大胆に配したアクセントクロスに用いた木蓮が美しい壁面は、屏風のような印象。畳などの「分かり易い和の要素」ではなく、各要素から「さりげなく感じる和の印象」が日本人の心をとらえるようにコーディネートされています。間接照明や調光付きダウンライトの照明効果により、時間の変化と共に印象が変わり、夜間は部屋の照度を落とすことで、外の景観がより美しく見えるようにしています。透明感のある色彩、行燈のようなガラス壁、リビングダイニングに見える間接照明、優しさに包まれたエントランスホールなど、和をさりげなく意識した設えとしています。丁寧に設えた空間に居ながら皇居と美しい夜景が一望できる。まさに天空の城のような空間です。
BEFORE
本物件は、南側に大きく開けた開口部により、採光・眺望・景色の全てを得られるため、立地的な価値は非常に高い。築15年の本物件の室内は、木目が印象的な奇麗な空間で、住まう上で特に問題は感じませんでした。一方で、窓の外を見ると、昼間は皇居の鮮やかな緑が楽しめ、夜は15年間に出来た複数のホテル(アマン東京、ペニンシュラホテル等)が立ち並び、美しい夜景が誕生し、眺望が一変していました。15年程の間に周辺環境の変化を感じる状況にありました。
