<最高の食卓>
食卓は、みんなが集まり、おいしさを分かち合う、かけがえのない場所。おいしいご飯を囲みながら、自然に笑顔が溢れだすいつもしあわせな住まいの真ん中にある空間。私たちがお届けしたいのは、どんな有名レストランや人気のカフェにも負けない、家族にとって最高の食卓です。ご用意したのは、落ち着いた住宅街、暖かな日差しが食卓に降り注ぎ、緑が見える住まい。この場所で、ゆっくりと丁寧に作り上げる、家族の世界一の食卓を、目指しました。
<共用部との融合>
23区低層マンションでありながら、ゆとりのある配棟計画の本物件は、窓から緑が溢れています。しかし、唯一キッチンからはこの財産である緑を見ることができませんでした。キッチンから緑が見えたらどんな豊かなライフスタイルが生まれるか。本物件の弱点を、強みに変える。キッチン、食卓がこの住まいの中心となり、暮らしがさらに豊かになりました。真に豊かなライフスタイルを求めて、衣食住の生活価値を向上させる住まいに仕上げました。
BEFORE
落ち着いた住宅街に佇む、低層マンションは豊かな緑に囲まれた豊かな共用部がとても印象的で、それとは似合わない暗い印象の室内は、すべて壁で仕切られた壁式構造の融通のきかない間取りでした。本物件の財産である35年間かけて豊かになった緑をさらに引き立たせる住まいにするには、どのように設えるべきか。唯一解体できた独立型キッチンの壁面をなくし、開放的にすると室内が明るくなり、家族が食卓で笑顔になる姿、リビングで緑を眺めながらくつろぐ姿、家族で違うことをしながら同じ空間に集い、会話をするシーンが目に浮かびました。
