3つの自分らしさを融合した空間。▼書道家→書道家のお施主様。設計士と相談しながら、アトリエ風にしようとなりました。書道もできて、他の趣味もできて、食事もできて。そんな中、解体して出現したのが接着剤の白い斑点模様。「書道は鏡に映らない真心を表現するもの」という書道精神に通ずるものを感じ、そのまま活かしました。▼ルイスバラガン→ルイスバラガンの出会いはある美術展。代表的な作品を見てすごく良い建築作品だなと思ったそうです。お施主様いわく「ゼロリノベ内覧会で見たお家に、小さい窓でしたけど黄色いガラスをはめていて、あ、ぽいなぁというのはすごくあって、そこからどんどん欲望がとまらなくなり(笑)ピンクの壁というのは思っていなかったのですが、それは設計士さんと相談して、最終的にピンクの壁が良いよねってなり、こういうことになりました(笑)」▼植物園→インナーバルコニーや室内外の間に土間を設置することで、植物に囲まれる暮らしを実現しました。お施主様いわく「ワガママいっぱい言いました(笑)そんな中で、最終的に植物園みたいなのって言ったら、設計士さん驚いていました。でも土間のアイデアを入れていただいた時に、すごいなと思いました。今は土間に居るのが一番好きですね。緑も桜も花火も見えます。」今後さらに植物を増やし、植物園にするそうです 笑 お施主様の大切なことを大切にできる、そんなリノベーションができました。
BEFORE
▼状況→お施主様の希望エリアに建つ団地。専有面積「62.48平米」、築年月「1974年 3月」です。共用部等の管理状況は良かったものの、写真のように内装に関しては所々傷みが酷い状況の物件でした。しかしながら、眺望も良く、お客様が求める緑も目の前にあり、四季折々の風景を楽しめる物件です。▼課題→この状況から、お施主様の3つの自分軸「植物園」「書道家」「ルイスバラガン」をどのように、そして予算内で1つの空間に融合するかが課題でした。