高齢化率約29%の地方都市「北九州市」の西部に位置する
大型団地内4Fの1室が舞台。
ピークで106万人を超えた北九州市の人口は今や約94万人となり
築後35年を超えた当団地内でもエレベーター無しの
4Fや5Fの売買取引相場が下落傾向となっています。
しかしそれらの不動産が住み手を失い
荒廃していくのは社会全体の資産喪失だと感じ
これまでにも当団地内で賃貸から分譲へ移ったり、
家族が団地内に住んでいて子供世帯が戻ってくる際に
弊社で住宅取得のお手伝いをしている経過もあり
今回の1室リノベーションを計画しました。
ありきたりな団地型の4DKの間取りを3LDKへ変更し、
明るい陽射しがたっぷり取り込める家族だんらんの空間が
リビング中心に広がるよう設計。
色味はブルーグリーン系を中心に、木の温もりを感じる空間としました。
美しくなった団地の4F(美団4=ビダンシ)は募集と同時に
素敵なご家族が入居となりました。
BEFORE
築年数相応の経年劣化や、設備機器・間取りが現代のニーズに即しておらず、
明るく家族が集まりやすい空間づくりが必要と判断しました。
階段4Fというアドバンテージを払拭しデザインと機能性の刷新が急務でした。