ご夫婦と2人の息子の仲の良い4人家族の家。
まずはひとつひとつの家具や雑貨を部屋から取り出して、居場所を決めていく作業からスタート。
家具の配置を固めたうえで、家族の「こうしたい」を取り込みました。
そうして、4LDKから2LDKになった家族の住まいは、LDKをゆったり広くとることで、窓も増え、以前よりも桜島が近くに感じられます。
子供室にあったソファを思い切って玄関に配置したり、息子くんの大好きな愛用の2段ベッドを梁間におさまるようにリサイズしたりと、家具類は新しい居場所へ。大切にしている家具や雑貨も家族の一員のように暮らす家になりました。
降灰のある鹿児島では洗濯物を干すスペースもとても重要。
自宅のある方角に風が吹いてくる日は、灰まみれになってしまうので外に洗濯物が干しづらくなります。
ドライルームの位置を、をひとつにまとめた大容量WICの隣に配置して、家事動線にも配慮しました。ここではカウンターがあり、アイロンがけまで済ませられます。
キッチンの壁付け食器棚、テレビボードに寝室の小物棚etc・・これらは夫婦が集めていた雑貨のひとつ、キャベツボックスを再利用した収納です。
また、床と同じ材料で神棚を製作したりと、小さな工夫もたくさん盛り込んでいます。
BEFORE
鹿児島のシンボル「桜島」を臨む広いルーフバルコニーのある、セレクトショップを開けそうなくらいに、
素敵な家具や雑貨が溢れる家。
夫婦と2人の息子は、問題点を解決しつつ、家具や雑貨を見せるためのリノベーションに乗り出しました。
部屋が細分化されて狭い・中でもキッチンは一番奥まっていて暗い・点在する収納・洗濯物干す場所などなど、問題はてんこもりでした。