築30年を超えるマンションであり老朽化が進んでいたため、廊下や給排水菅等の共用設備からやり替え、住戸部も水廻りやクロスなどモダンなテイストでリノベーション。単身者向けのワンルームとともに、二人暮らしも可能な部屋もご用意。京都駅からも徒歩圏内で、「暮らす」「働く」両面に使いやすいマンションへと生まれ変わりました。
<共有スペースのイメージは”北欧の図書館”>
北欧が発祥の地とされ、各部屋に台所・浴室・トイレがあり、別に共同の食堂や談話室などを設けた集合住宅のことを「コレクティブハウス」と呼びます。個々のプライバシーを確保しながら、他者とのコミュニケーションを図るシェアハウスの面白さが融合していることが特徴。「ハイツ白鷺」は弊社で手掛ける3棟目。1・2棟目はシェアルームとして共有のLDKを設けてきましたが、本物件では趣向を変えて、仕事や勉強、読書に集中できる共用のライブラリーを設けました。個別ブースも設けているため、住みながら仕事や勉強に利用することが可能。”北欧の図書館”をイメージしたライブラリーは、中央のテーブルを自由に移動させることが可能。ちょっとした集まりやイベントなど用途に合わせて配置を変えることができます。共有のキッチンやコーヒーメーカーなども備え、入居者間のコミュニケーションも図れるコワーキングスペースとしての役割を果たすことも期待しています。
BEFORE
空室が増えたワンルームマンションの活用相談からはじまった案件です。京都駅に近い立地柄、ホテル用地やマンション用地として希望する業者の申し出が多かったそうですが、入居中の部屋があったため元オーナーは建物を潰さずにそのまま活かすことを希望されていました。そこで、再生事業を中心に行っている弊社へご相談いただきました。単純にワンルームの改装では面白みがないため、付加価値をつけ、なおかつ弊社で運営するシェアハウスやコワーキングスペースとともにシェアコミュニティを育む一環として、コレクティブハウスとしてリノベーションすることになりました。