3,4階は、倉庫として賃貸に出していたが、近頃は空室が続き、5階に住むオーナー祖母が孫家族と一緒に暮らしたいと住宅へコンバージョンを計画。
倉庫として貸していたため、インフラ整備がされておらず、水道・電気・ガスなどの工事から全て施工。病院や踏切が近くにあり、防音や視線に配慮するためハーフミラーガラスのビル用防火サッシをカバー工法で納めた。既存の開口を利用しつつ、落下防止やエアコンなどのダクト開口のために、パネル部分が必要で、解体・墨出し後の割付があったため、長納期となり、窓まわりを残した工事の工夫が必要だった。1,2階賃貸事務所は営業したまま工事を行うことが条件だったため、インフラ工事や騒音などの影響を少なくなる様配慮。3,4階の施主様ご要望もふまえ、それぞれ異なる空間に生まれ変わった。
BEFORE
築35年の貸倉庫だった本物件は、住宅へのコンバーションをするには、インフラ機能の確保と断熱やサッシの工夫が必要だった。