元々、２世帯が同じ敷地内に母屋と離れで住まわれており
若世帯は離れに、ご両親は母屋に住まわれていました。若世帯の子供たちの成長に伴い、母屋と離れを入れ替える計画となりました。ご両親が大切に暮らした母屋を、若世帯家族のスタイルに合ったスペースとして再生し、受け継ぎました。
庭の見える一番いい場所を、家族が集まる広々明るいＬＤＫとし、アウトドアが趣味のご家族に合わせ、キャンプ用品が収納できる土間スペースと、そこにキャンプ道具を洗える洗い場も設置し、土間の奥にはご主人が趣味に没頭出来る部屋も作りました。
2階は、子供たちが走り回れる梁むき出しの大空間のキッズスペースを作り、将来は区切れるよう計画。耐震計画は耐震金物、筋交い、軽量瓦への葺き替えと、予算内でできるだけの耐震工事をすべて行いました。
ご両親が使われていた建物の面影を感じつつ、若世帯の色と趣味がたくさん詰まった家に生まれ変わりました。
BEFORE
２世帯が同じ敷地内で暮らす、実家リノベーション。
母屋は築約50年の純和風住宅。築50年の年月を感じさせない、とても状態のよい立派なお家だが、耐震問題や設備の老朽化が顕著でした。間取り自体も古い間取りで現在の使い勝手では住みにくい物となっていました。
