元々お施主様のご両親が住まわれていた築40年のRCマンションを受け継ぐことになりました。
おばあちゃんから受け継がれている桐のタンスや家具。それぞれに思い出と想い入れがたくさん詰まった物をどう生かしながら猫ちゃんとの快適生活をしていくのか。そこに重点を置きながら計画を進めていきました。
設備関係は全て新しくやりかえるが、間取りは予算を考え、できるだけ既存に沿ったレイアウトを計画。最上階の暑さを防ぐために天井はデザインを兼ね備えた板張りに。
想い出の家具たちは一旦バラして板の状態にし、天井やカウンター机などにリメイクすることで想い出を生かしながら新たな価値を吹き込みました。予算が限られていたため、できるだけ素材感をそのままにコンクリートなどの躯体は全て化粧としてデザインを出すことになりました。狭い玄関は広くできないため、壁面に収納を計画して解決することになりました。
ご両親の想いをしっかりと受け継ぎ、猫も快適に過ごせる空間をローコストで実現することができました。
BEFORE
両親から譲り受けた築40年のRCマンションに家族2人と猫ちゃん2匹が住まう受け継がれていくお家の物語。
おばあちゃんから受け継がれている桐のタンスや家具。それぞれに思い出と想い入れがたくさん詰まっていました。
40年間改装されることなく引き受けたお家は、水周りはもちろん全てが古い状態でした。最上階の築古マンションであったため、暑さや湿気もなんとかしないといけない課題となりました。