老舗の天丼が喰える金物屋

その他  /   エリア:鹿児島県  /   掲載日:2018-08-28

その他  /   エリア:鹿児島県

掲載日:2018-08-28

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この店を再建したのはこの店のすぐ近所に生まれ育った工務店の社長。自分の育った街でいつでも気軽に集まれる『場』を作って地域コミュニティを充実させたいと普段から考えていたため、一つのお店の中に多くの可能性を秘めた『小規模複合施設』とすることにした。近年DIY人気が高まり、自分の住む空間を自分で彩りたいという人が増えてきている。しかし素人にできる範囲は限られており、プロに頼まないといけない部分も多々ありながら、「誰に相談してよいかわからない」という悩みを持つ人も多い。しかし工務店にDIYの相談は持ちかけにくく、「もっと気軽に相談できる場所があればいいのに」という意見から『DIYパーツショップ&カフェ』を計画した。通常のカフェ利用に加え、カウンター越しにDIYの相談もできる。さらにお好みのパーツやペンキなどもその場で購入可能。11坪弱の狭い店にカフェ、DIYパーツショップ、DIY相談窓口の三つのコンテンツを揃えた。さらに『ここでなければ』提供できないもう一つのコンテンツが『天丼』。実はこのビルの2階には40年以上の歴史を誇る江戸前天ぷらの老舗がある。その老舗の『天丼』をこの店でオーダー可能。元々そこにあった商売を応援しつつ、新たな人を呼び込むお店。今までの常識を覆す『老舗の天丼が喰える金物屋』はこれから街のコミュニティスペースとして、この街と共に生きていく。

BEFORE


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『シャッター商店街』が話題となって早数年。後継者不足だったり周辺の大型店舗が出来て商売が成り立たなくなったり、シャッターを降ろす理由は様々。しかしシャッターを降ろしているのは決して商店街だけではなかった。一昔前はどの街にも必ずあった『たばこ屋さん』。『あのたばこ屋の筋を入って〜』と道案内のシンボルとしても活躍していた。この物件も長らくおばあちゃんが一人で切り盛りするたばこ屋を営んでいた。コンビニが一気に出店数を増やし、たばこ屋さんの売上も下降気味になっていた頃、おばあちゃんも天命を全うし、後継者が居なかったため、たばこ屋さんは閉店することに。街のたばこ屋さんの多くは店主がお客様のタバコの銘柄を暗記しており、毎日買いに来るお客さんとのコミュニティがあった。
シャッターと共に閉ざされたコミュニティを、リノベーションで復活させる計画が始まった。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 入り口を入るとDIYパーツが立ち並び、お店の真ん中には大きなバーカウンターが。物販と飲食を兼ね備えたコミュニティスペースが出来上がりました。
    • 費用
    • 150万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 水まわり / 屋外 / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1974年7月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 34.00
    • 施工期間
    • 平成30年4月〜平成30年8月
    • 備考
    • 老舗の天丼が喰える金物屋 日本で唯一ここでしか味わえない名物『かき揚げ丼』が喰える金物屋 お酒が飲める金物屋 コーヒー飲みながらDIY相談ができる金物屋 毎週火曜日は朝カフェをネット配信

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