生まれ育った実家。
幼き兄弟が背比べをした柱。
大好きだったキャラクターシールを貼った柱。
思い出多き佇まい。
高齢になっていく両親。
そしてそんな実家が空き家になる。
そんな実家を息子様ご夫妻が移り住むと決心。
両親の思い出でもある家を残すのだ。
世代を渡り受け継がれていく家は、幼い頃に兄弟と背比べをしたり大好きなキャラクターシール貼った思い出はそのままに、古き良き思い出が宿る素材たちに練りこむように馴染んでいく新しく優しい素材たちで新たな家族を見守ります。
内装をほぼスケルトンに解体し、断熱改修や構造補強、設備改修で新築同様のスペックに生まれ変わりました。
昔に背比べをした柱で、また新たに家族が再び同じように背比べをする。
リノベーションでしか叶えられない住まいとなりました。
BEFORE
京都は西京に建つ築40年20坪の狭小住宅。
「自分達のライフスタイルに合った住まいへと改修できるでしょうか?」とワガ事務所へ駆け込んで来られました。
ご夫婦お二人のそれぞれの趣味、ご主人のバイク専用のインナーガレージ、奥様所有のたくさんある文庫本たち、が楽しめるスペースが確保できるのか??そして予算内で耐震性能や断熱性能など万全にして新築同等のスペックへと改修できるのか?
様々なミッションをどうプランニングするかがウデの見せ所でした。