ここで何しようって考えるとワクワクして眠れない!〜「喫茶ランドリー」

その他  /   エリア:東京都  /   掲載日:2018-08-06

その他  /   エリア:東京都

掲載日:2018-08-06

renovation image

森下駅と両国駅の間、墨田区千歳の住宅街。近年続々とマンションが建ち並ぶ一方、ひとけに乏しいエリア。その一角にある「喫茶ランドリー」は、洗濯機やミシン、アイロンなども置かれ、グランドレベル社のオフィスを兼ねています。目指したものは「私設の公民館」。ターゲッティング一切なし、あまねくすべての人々の居場所を設計しました。
元工場ならではの高天井と、2つの前面道路に対して開放的な店内では、床高の差を生かした居心地を計画。それぞれの居場所で人々が、思い思いのくつろぎ方で過ごしています。喫茶スペースは女性だけでなく男性やおひとりさま、お年寄りにも抵抗のないよう、また乳児連れにも使いやすいことを配慮。洗濯機などのある通称「まちの家事室」は、明るく水場の清潔感が感じられます。街からも店内からも互いの様子が楽しく視認でき、存在が街の風景としても機能することを意識しました。
「喫茶ランドリー」は自分の道具のように、誰もが気軽に使えるイベントスペースとしても企画されています。オープンから半年程で大小100を超える催しがありました。パンづくりからミシンウィーク、クラフトワークショップ、トークショーに地域のバンドの発表会…オーナーが企画したのは、最初の内覧会だけ。後はすべてお客さんによるものです。明日は喫茶ランドリーで何しようって考えると、ワクワクして眠れない!と笑って話すお客さんの言葉が印象的でした。

BEFORE


before image

築56年の建物の1階、元は手袋の梱包作業場として使われていた空間をリノベーションしました。2、3階はオーナー一家の自宅。1階には作業場の他、応接間、事務スペース、路地側には小さなトラックヤードがありました。写真は、ビルの1年前の姿です。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 6K仮
    • 費用
    • プライスレス
    • 形態
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1962年4月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 92.11
    • 施工期間
    • 2017/9/10~2017/11/17
    • 備考