マンション /
エリア:東京都 /
掲載日:2018-08-03
マンション / エリア:東京都
掲載日:2018-08-03 /
Aさんご夫婦は、「思いっきりリノベを楽しみたい!」という気持ちを持つ一方、ロジカルでストイックな頭脳派。物件探しの段階から二人の希望をまとめたペーパーを用意。そこには、「猫がよろこぶ」「中庭がほしい」といった要望がかかれており、たくさんの植物やイモリやアカヒレを育てていて、生物を育てることがお好きだとわかりました。そこでふと頭に浮かんできたのは、田んぼ。田んぼの中にあぜ道があるように、家の中に水や植物があって、その間を行き来しながら毎日の暮らしがある・・・。そんな「宇宙」を家の中につくることを思いつきました。
「堀割」という、水路のように仕切った中にキッチンやリビングのある間取りをご提案。床には青いタイル、杉板のフローリング、カリンのフローリング、玄関などでよく使われる洗い出し仕上げ、畳と名栗加工など、いろいろなものを使っていますが、青いタイルは水路のイメージです。天井から植物をつったり、畳の部屋の壁側に玉砂利を敷いたり、お2人の好きな物をたくさんちりばめ、まさに山水画のように空間をつくっていきました。
あえて飼い猫の遊具はつくりませんでしたが、高低差のあるお部屋なので、猫が退屈することはありません。猫のトイレは人間のトイレと同じ場所につくり、猫専用の出入り口をつけています。
BEFORE
結婚して1年を機に愛猫と快適に暮らせる家がほしいと考えるようになったAさんご夫婦。築35年、60平米弱のマンションをリノベーションしました。