多数の部屋を抱えるオーナーの目線に立ち
周辺のニーズに合い安定的に供給でき、既存を活かしつつ訴求力のあるプランやデザインを提案しました。
また賃料と回収利回りを考慮し、工事費を各室400万円に抑えています。
最寄駅は高尾山の手前「西八王子駅」であり、
敷地周辺は、閑静な住宅街の中に高尾山の眺望や緑豊かな神社があるロケーションでした。
「室内にいても自然を感じる暮らしを」というコンセプトで、LDKや造作家具には木材をふんだんに使用。
テラスの庭には、高尾山に自生している植物と同じ木々を植えている。上階で高尾山の眺望も手に入る。
玄関側から通りを挟んだ先には、1000年以上も前から八王子を護ってきた多賀神社があり、清らかな風を送ってくれる。
まず一部屋を改修し、リーシングは地場の不動産と協力して行いました。
5年前から始まったこのプロジェクトは全29部屋中、14室は工事を完了し
全体の半分が完了した時点で、ROYに応募する運びとなりました。
入居者のタイプが徐々に変わって行く中で、5年の内に、各部屋のリノベーションだけでなく、
エントランスなどの共用部の改修も行いました。
自然のそばでゆったりと暮らしたいと都心から移り住んでくる入居者も多い。
1部屋に終わらず、継続的にリノベーションを行う事が、このプロジェクトの意義があると感じています。
BEFORE
元々、社宅で利用されていた築28年の全29世帯が住む賃貸型の低層RCマンション。
築古感や時代のニーズに合わない田の字型プランにより、空室が多い状況でした。
まずは一部屋の改修を実験的に行う事になりました。