800万円以上
三角屋根のブロック造の家
[一戸建] [エリア:北海道] [掲載日:2016-10-07] [事例掲載会員企業:株式会社スロウル]
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部門
800万円以上
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費用
2,600万円(税込み)
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間取り
LD、K、Pantry、WC、UT、Bath、2BR、WCL、Freespace、Loft
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タイプ
自由設計リノベ
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費用に含まれるもの
家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / 断熱改修 / ・外壁および基礎外断熱(左官仕上げ) ・屋根張替え(アスファルトシングル) ・給湯暖房設備(セントラルボイラー、パネルヒーター、薪ストーブ) ・造作浴室 ・キッチン(フルオーダー製作) ・床 道産無垢材シラカバおよびトドマツ使用 ・壁 左官仕上げ(石膏、珪藻土、ホタテ漆喰など3種類) ・窓は断熱木製サッシ(道産オーダーメイド) ・外構工事 外塀撤去、駐車場整備、物置・木塀制作・枕木階段など
- 施主支給設備(費用に含まれないもの)
Before
Beforeコメント:
昭和48年に建てられた築43年の補強コンクリートブロック造の三角屋根の家。通称「三角屋根」と呼ばれるこの建物は、戦後の行政主導により「断熱」「すきま風」「凍上」「すがもり」などの対策を検討する中で、昭和28年制定「北海道防寒住宅建設等促進法」通称(寒住法)を具現化するモデルとして、住宅供給公社により建設が進められた北海道遺産とも言える貴重な建物。しかし、壁内結露や居住空間の狭さ、築年数の古さなどから今では次々に姿を消している。
After
Afterコメント:
ブロックの内側に施工されていたグラスウール内断熱を、180mm厚の外断熱(ビーズ法ポリスチレンフォーム)に改修。ブロック・鉄骨梁・床組み・小屋裏などを表しにすることで、築43年のビンテージな味わいを生かし、新築では実現できないリノベーションを行った。ブロックの躯体以外にも、外断熱材、外部左官や内部塗装の仕上げ材もすべて透湿性のあるもので施工することで、結露対策と断熱改修を両立。窓には高断熱木製窓(ペアガラス)を採用し、アルミや樹脂のフレームを上回る断熱性能を確保している。既存の天井断熱から屋根断熱に改良、小屋組みのトラス構造をロフトの床組み新設による構造梁補強で置き換えて住空間を立体的に広げることで、床面積以上の開放感を演出している。