空家活用×まちづくりリノベ 「さらしや長屋」
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部門
無差別級
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費用
6,100万円(税込み)
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間取り
2DK×4 + シェア(共有)路地
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タイプ
自由設計リノベ
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費用に含まれるもの
家全体 /
- 施主支給設備(費用に含まれないもの)
Before
【京都市「空き家活用×まちづくり」モデル・プロジェクト 選定事業】
幅1.5mほどのトンネル路地の奥に並ぶ4軒の町家を、路地ごとリノベーションした事例です。
建築時期は大正11年。
当時は床屋さんや和装屋さんなどが並び、路地向かいにあったという銭湯とともに町の交流場所として賑わったそうですが、
その後住まい手を無くし、空家となってからは屋根、壁、床が崩れ落ちるなど老朽化が進んでいました。
その4軒の建物をそれぞれの所有者から路地ごと譲り受け、路地文化の再生を試みました。
After
【子どもが繋ぐ路地文化/共用路地のある楽しい4軒長屋の京町家】
地域の人と路地に暮らす人がコミュニケーションを通して文化を紡ぎ、継承していく。
そのきっかけになるのは、これからの時代を担う「子どもたち」なのでは、という思いのもと、
"子どもと大人が楽しく暮らせる共用路地のあるリノベーション町家"を企画しました。
子どもが気軽にお隣の家に遊びに行ったり、一緒に宿題をしたり、路地の中で思い切り駆け回ったり。
大人も挨拶やご飯のおすそわけなど、ほどよい距離感でご近所と繋がれる、そんな古くて新しいリノベーション京町家を目指しました。
■地域で子育て■
子どもは地域で育てると言われた頃のように、「路地が一体となり子どもを見守る」そんな路地文化を再生したい。
そんな思いから、入居者は子育て中・子どもの好きな方を中心に募集しています。
→→→お子様のいる家庭を応援するため、お子様の数が増えるほど賃料が安くなるという家賃システムを設けています。
■こどもの遊び場■
車が侵入できない路地は、昔から子どもたちの遊び場でした。
子どものいるご家庭が現在1世帯しかない町内の活性化への期待も込め、子どもの遊び場としての路地を復活させたいという願いから
共用路地にお絵かき・伝言できる黒漆喰の壁、路地入口に安心して遊ばせるための門扉を新設しました。
■緊急避難場所■
行き止りの路地がいま直面するのは、防災ならびに空家増加の課題。
さらしや長屋では、災害時に町内の避難場所として活躍できるよう
テント付パーゴラと雨水タンクを設置しています。パーゴラは災害時に雨風をしのぐスペースに、
共有雨水タンクは水撒きだけでなく、災害時のトイレや掃除・手洗いに使えます。
■地域コミュニティの再生■
市の調査によると、市内には幅4m未満の狭い道が1万3千本あるそうです。
路地独特のコミュニティは、地域や人のつながりを大切に思う京都人の心を表した京都文化の1つ。
その文化を継承すべく、今後は町内の秋祭りなど、町内行事では積極的に路地を開放します。
■再生された文化を継承するために■
企画当初は1棟ごとを別々の希望者に売却予定でしたが、所有者の入れ替わりにより路地文化の再生に寄与できなくなる可能性があるため、
弊社で管理を行う賃貸住宅として活用し、事業内容に賛同いただけるに投資家に一括で売却させていただく予定です。
現在も賃貸入居者を募集中です。(2016年10月1日時点)