リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016 この1年を代表するリノベーション作品を選出
800万円以上

わたしのおうち

[一戸建] [エリア:京都府] [掲載日:2016-09-30] [事例掲載会員企業:9株式会社
  • 部門
    800万円以上
  • 費用
    1,300万円(税込み)
  • 間取り
    3LDK
  • タイプ
    自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
    家全体 /
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

Before

Beforeコメント:

京都市長岡京市に建つ、築約30年、延べ床135㎡三階建て、建築家のアトリエ兼自宅として使われていた物件。
施主は優しいご夫婦と大人しくてすごく可愛い娘さん。微笑ましい一家の新生活を祝福し、これから何十年先まで見守り続ける家づくりをお手伝いしました。

After

image1
  • thumb20
  • thumb21
  • thumb22
  • thumb23
  • thumb24
  • thumb25
  • thumb26
Afterコメント:

誇らしくなるアイコン。
長岡京市は子育て世帯に人気の町です。こちらのお宅周辺にもオーナーと同じ子育て世帯が見受けられました。そこで、娘さんが少女になり、大人の女性になっても「これが、わたしのおうち」と言いたくなるようなアイコンをさまざまに潜ませています。例えば、絵本で見たような三角形のひさしが上品なエントランス。骨太な歴史を感じさせる、古い柱の刻印。いつまでも自慢できる「わたしのおうち」になればと思いご用意しました。

見守り、一緒に育ちたい。
娘さんを何よりも大切に想うご夫婦。娘さんを見守り、一緒に育つ家づくりを考えたとき、コミュニケーションのとりやすさが挙がりました。勉強コーナーはリビング奥に構え、小さい間は目が届く安心感を。一方でプライベートな感覚も保てるよう段差をつけ、成長に合わせてアレンジしていただけます。階段室の壁はガラス張りにし、3階建てでも家族の行き来をわかりやすく。自然なコミュニケーションの絶えない工夫を取り入れています。

土間は、空間の小休止。
限られた空間を生かすアイデアも、リノベーションの楽しみのひとつ。今回は視野の広がりを得るために、幅広いアイデアを取り入れています。一部はガラス張りにして閉塞感をなくし、一部は鏡張りにして先が広がるような感覚をもたせています。また建築家のアトリエだった一階部分は、半分を土間として利用。外と内の境界線を曖昧にしたひと休み空間を設けることで、外への広がり・内への広がり、両方を演出することができます。


今回の家づくりのテーマとなったのは、娘さんを中心とした家族のためのリノベーションでした。小さな女の子が少女になり、大人の女性になっていく過程を見守り、そしていつまでも受け容れる絶対的な場所にしたい。家族は喧嘩することもあるかもしれないけれど、最後はみんなここに戻りたくなる。そんな家になれるよう、ご提案をしました。日常生活のコミュニケーションと心地よさ、そしてこれから娘さんがいくつになっても「ここが、わたしのおうち」と心の中で誇らしく思えるよう、垣間見える可愛らしさ、かっこよさをお贈りできたと思います。

物件情報

  • 築年月
    1986年09月
  • 構造
  • リノベーション面積
    203.21m²
  • 施工期間
    2ヶ月
  • 備考

掲載会員企業