
材料費は10万円!ペイントだけでリノベーション
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部門
500万円未満
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費用
100万円(税込み)
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間取り
2DK
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タイプ
賃貸リノベ
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費用に含まれるもの
家全体 /
- 施主支給設備(費用に含まれないもの)
Before

「ペイントだけで生まれ変わらせる」ペイントリノベーション。
リノベーションと言えばコンクリートの箱になるまで解体し、内装は全て新しくするスケルトンリノベ―ションが主流です。
しかし、スケルトンリノベ―ションは最低でも平米10万円。60㎡のマンションなら600万は必要です。
大阪市中央区鎗屋町に建つ、1979年築、49㎡、2DKの賃貸マンション。
材料費10万円、塗装作業費と床のラワン合板貼りを入れて、合計100万の予算で行いました。
ペイントだけでどこまで変化をもたらすことができるのか、暮らしを考えるための新しいペイントブランド「ROOMBLOOM」と「9」の共同プロジェクトです。
After
ただ色を塗り替えるだけでは空間に大きな変化を起こらない。
和室だった部屋は畳を剥がして、土壁を濃紺と薄灰に塗り分ける。
意味を持たない位置での塗分けは、意味を探そうとする人の心に残る。
ベッドルームに描かれた幾何学的な白いラインは、窓際に置かれた椅子の掛けると長方形に見える。
バスルームはタイルを濃灰に塗装し、床から3尺の高さに細いピンクのラインをいれる。
横綱が白麻製の綱を締めると神の依り代となる。
ウエストラインに入れたピンクのラインは白麻製の綱へのオマージュ。女性を神へと変えるバスルームです。
ダイニングテーブルの周りを白いラインで囲む。
戦争の多かった欧米は敵から家族を護るために石造りの硬い間仕切りが不可欠で、今もその様式で家を建てています。日本は障子紙のような柔らかい間仕切りでも、意識の切り替えで別の空間と認識できる民族。
だとすれば、色や線で空間を仕切るも出来るはずです。
日本人に硬い間仕切りは不要かもしれません。
「ペイントだけで生まれ変わらせる」ペイントリノベーション。
だれでも簡単に自分の家をリノベーションすることが出来ます。