
800万円以上
築56年 真壁の家
[一戸建] [エリア:東京都] [掲載日:2016-09-29] [事例掲載会員企業:株式会社エコハウス]
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部門
800万円以上
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費用
870万円(税込み)
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間取り
4K
- タイプ
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費用に含まれるもの
家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 耐震補強 /
- 施主支給設備(費用に含まれないもの)
Before

Beforeコメント:
柱が見えている真壁づくりの空間、襖や障子、広縁や書院など、和のしつらえが印象的な中古物件をご購入なさったご夫婦。築古だからこその、趣ある佇まいがお気に召したそう。一方で、床はフローリングに、壁はクロスに張り替えられていたため、「残す・戻す」ことをテーマに、リノベーションを行うことになりました。
After
Afterコメント:
理想の生活は、「こたつで鍋」、「広縁でスイカ」だというご夫婦。お気に入りの真壁や書院を残しつつ、レイアウト変更はキッチンと洗面室を区切る程度とし、広縁を通ってお食事を運ぶ動線に。
「こたつで鍋」が似合う空間になるよう、フローリングになっていた居間を畳に戻し、こたつと座椅子での床座生活を計画。地袋をテレビ置き場とし、造作した格子の中にエアコンを隠ぺい。壁は鏝押さえの漆喰に戻したことで、間接照明が美しく伸びるようになりました。
居間に隣接する3畳間は、趣味のスペース。レコードラックの中にはボードゲームが収納されており、ご来客時に楽しめるようになっています。床はヴィンテージチークを斜めに張り、壁綿にはアクセントとして木毛セメント板を使用。襖紙は大胆な構図が印象的な山水画。和の要素を呼び戻しつつ、遊び心もプラスしています。
和テイストの居間から一歩離れた水廻りは、青いキッチンや市松模様の床がコントラストを生み出すヴィヴィッドでモダンな空間に思い切りよくチャレンジ。和の枠を飛び越えたことで、家具や飾る絵画の選択肢が広がったことをご夫婦にお喜びいただきました。
年数を重ねたことで味わいが増していた下足入れ、塗装がはがれた柱や玄関框、ヴィンテージガラスが嵌めこまれた障子など、この建物の良さをずっと残せる、畳の香りに包まれた住まいとなりました。