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無差別級部門 |
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プライスレス |
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1R/1LDK |
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賃貸リノベ |
家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / 耐震補強 / 断熱改修 /
Beforeコメント:
Afterコメント:
築年月 | 1975年03月 |
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構 造 | 軽量鉄骨造 |
リノベーション面積 | 168.00㎡ |
施工期間 | 3ヶ月 |
備 考 | 改修工事の構造計画に関して 経堂さくらハイツは軽量鉄骨造の認定工法による建物である。認定工法による軽量鉄骨造とは在来木造の骨である柱梁を木造から軽量鉄骨へ置換したものとして開発された工法である。ハウスメーカーにより認定を得る程度まで実績が積み重ねられたものであり、構造的な安全性もそれなりに確保されていると考えられる。但し、建築基準法上軽量鉄骨造は鉄骨造と扱われる。耐震診断上は鉄骨造として取り扱うことが本来必要である。しかし、鉄骨造の耐震診断に際し用いるF値(接合部や柱脚の形式から求められる)は重量鉄骨を対象として求めるよりなく、すべてを安全側に考えて軽量鉄骨造に適用することは現実的でない。そして、元施工者が認定情報(建物の耐震性に関し)を施主に対してすべて開示しないため、認定情報に基づく耐震診断が行えないのも事実である。 そのため、本計画に際しては「認定工法による建物」「重量は在来木造とほぼ同様」であることから、在来木造の耐震診断の手法を適用して耐震診断および補強を行った。フレームとしての強度は許容応力度解析により、接合部の補強を行っている。また、既存ブレースのみで不足する耐震性能は雑壁扱いの構造用合板に期待する手法とした。 |
原建物は1970年代に発売されたセキスイハウスBFA型(アパート)である。本建物が新築されたのが1975年であるため、初期モデルであると思われる。日本の賃貸アパートの平均寿命が20年前後と言われる中、すでに2倍近い年数も生き延びてきたことになる。それを更に延命させようという試みになぜあえて挑む必要があるのか?そしてなぜ可能であったのか?