http://www.renovation.or.jp/expo2013/oftheyear/view/388
無差別級部門

長屋革命~老朽長屋問題へのブレイクスルー

部門 無差別級部門
費用 849万円(税込み)
間取り 2LDK
タイプ 再販モデル

費用に含まれるもの

家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 /

施主支給設備(費用に含まれないもの)

BEFORE

Beforeコメント:

「祖母が住んでいた長屋の処分に困ってる。駅前で立地は良いが、連棟する隣人は行方不明。連絡が取れず解体すらできない。何とか助けてほしい」
そんな一本の電話からこのプロジェクトは始まった。
伝統的な都市型住宅である「長屋」。戦前・戦後を通して長屋は街を創り上げてきた近代化日本の歴史そのものである。
ところが、現在「長屋」は老朽化が激しく、権利関係が複雑であるため取り壊しや売買が進まないのが現状である。
今回は、1棟に4つの長屋が連棟する不動産の真ん中部分を取得。
単独での取り壊しは不可能であった。

こうした長屋の問題を何とか解決(ブレイクスルー)できないか?
AFTER

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Afterコメント:

権利関係が複雑な長屋だが、リノベーションの技術や発想次第では十分に再生可能であることを証明したかった。
ポイントは次の通り
①隣地との接続部分を工夫し、あたかも接していない一戸の住宅であるように見せる。
②外観を一新し、古臭さを一掃する。水回りも一新し、ルーフバルコニーを新設するなど住宅としての機能を向上させる。
③長屋である分、土地価格が割安で取得できる。それを生かし、格安で不動産を購入し、賃貸住宅として運用しても十分収益性があるような価格設定を実現させる。
④最も懸案だったのが金融機関の住宅ローンへの認可で、当初は金融機関は難色を示した。しかし長屋再生という地方発展には欠かせないプロジェクトの歴史的重要性を説得し、住宅ローンの信認を得ることができた。従来にはあり得なかった大きな進歩と言える。

旧所有者から弊社が買取り、リノベーションした後、再販。なんと想像以上の反響で、早期に転売ができた。
購入者も、「駅から近くて、この価格は絶対ありえない。これこそ究極のリノベーション」と喜んで頂いている。
全国にはまだまだ放置されたままの長屋が沢山ある。長屋という多くの問題をかかえたストックビジネスのブレークスルーの先駆としてこれからも地方の長屋を再生していきたいと考えている
物件情報
築年月 1955年01月
構 造
リノベーション面積 62.93㎡
施工期間 2013年4月1日~2013年6月30日
備 考 施工 ㈱ナカタホーム岡山
掲載会員企業
株式会社中古住宅センター

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