http://www.renovation.or.jp/expo2013/oftheyear/view/375
無差別級部門

住まいを選ぶことは、暮らし方を選ぶこと

R1
部門 無差別級部門
費用 600万円(税込み)
間取り 1ルーム
タイプ 自由設計リノベ

費用に含まれるもの

家全体 / 水まわり / 居室・その他 /

施主支給設備(費用に含まれないもの)

ユニットバス

BEFORE

Beforeコメント:

リノベーションの魅力は物件探しから・・・
都心にありながら旧い街並みが残り都電荒川線と坂のある雑司が谷の風景が、どこかご主人の育った大阪の街並みと似ていて気に入ったのだとか。その中で、最終的に選んだ物件は、駅からも近く、築33年ながらも管理が行き届いていて今後10年20年と住んでも気持ちよく暮らせそうだと感じたそう。

元の間取りは小ぶりの3DK。真ん中にあるダイニング・キッチン、玄関脇の居間にはほとんど日が入らずやや薄暗い印象だったとのこと。
AFTER

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Afterコメント:

■51㎡の部屋を二人の暮らしに合わせて住み心地のいい空間に
3DKだった間取りの間仕切りをすべて取り払い、つながりのある一つの空間に。玄関には空間に広がりを持たせて光も取り込めるように土間を設け、一箇所にまとめたクローゼットには風が吹き抜けるようにリビングから土間へとつなげました。またベッドスペースは身の丈ほどの間仕切りにして緩やかに空間を仕切りました。元の部屋は低いなと感じた天井もコンクリート躯体を露出させることで低さを感じなくなりました。

ご主人の希望で水回りとベッドスペースの間にワークスペースを配置。お互いに存在は近くに感じながらもそれぞれの時間も大事にしたいという二人の要望を叶えられました。ゆるく仕切られたベッドスペースの壁の高さはご主人のこだわりで、ご主人よりひと回り大きいお父様の身長と同じにしました。この高さが一番安心できるのだとか。

決して広くはない部屋を有効に活用する為、部屋の中心にはキッチンカウンターと収納とダイニングテーブルを兼ねたカウンターを造作。ご主人のこだわりで好きなウイスキーをいつも見えるところに。洗面室のドアは部屋の雰囲気に合わせて真鍮製のアンティーク調の丸ノブを使い少しリノベっぽさも楽しんでみました。

■旧いマンションならではの課題もリノベーションで楽しみに
旧いマンションならではの大きな梁が部屋の真ん中に。当初のプランではシステムキッチンの既製の吊戸棚を設置予定だったのですが、この梁のせいでキッチンが入らないという問題が起こりました。設計の方と相談し、開放の棚板を梁に合わせて設置してもらうことで希望のプラン通りに。棚板を開放にすることでかえってリノベっぽい空間になったとTさんにも喜んでいただけました。タイルの壁に埋め込んだブラケットライトもアクセントに。

また浴室は梁欠き(梁に合わせてユニットバスの一部を削ること)することで、廊下など他のスペースをほとんど狭めることなく1サイズ大きなユニットパスを入れることができました。アクセントパネルを梁欠きに合わせ、すっきりした印象に仕上がりました。

■リノベーションで手に入れた暮らしの楽しみ
以前、千葉に住んでいた時は家はほとんど寝る為だけの家だったというTさん。この家に引っ越してからは、家でゆっくり過ごす時間が増えたとのこと。また週末には、雑司が谷、目白や早稲田近辺を散歩、歩くたびに新しいお店や名跡、旧い建物などの発見があったり、地元の公園づくりのワークショップにも積極的に参加するなど、雑司が谷という町での暮らしを楽しんでいるとのこと。
物件情報
築年月 1981年11月
構 造 SRC
リノベーション面積 51.84㎡
施工期間 約50日
備 考 TOKYO*STANDARD
(企画販売:㈱インテリックス住宅販売/設計:㈱ブルースタジオ/施工:㈱住環境ジャパン)
掲載会員企業
株式会社インテリックス住宅販売

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