生き延びた事務所

戸建  /   エリア:東京都  /   掲載日:2017-09-28

戸建  /   エリア:東京都

掲載日:2017-09-28

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■ リノベポイント①隣地との境が15cmほどしかないため、外壁をいじれず、内部改修で構造を強くした②いたるところから雨漏れがあったため、これも内部改修と屋根の防水で対応した③光が入る場所が北の入り口しかないため、入り口を強化ガラスにして光を取り込み、さらに窓がない閉塞感を解消した④今あるものを生かすため、木造倉庫であった雰囲気を残した。
■ 今の居心地
当初「会社が駒込ってブランド的に大丈夫?」と悩んでいましたが、結果からすると大正解でした。
そもそも駒込とは江戸時代に「駒込は一富士、二鷹、三茄子が揃う縁起の良い土地」として詠われ、古くからの人々の憧れの街である様子。武家屋敷、政界、財界人が多く集まり邸宅を構えるようになったとのこと。でも、実際はリーズナブルで美味しい店が多い下町。志を持ち、社会貢献し、だからと言って、鼻高々でなく、とっつき易いゼロリノベにぴったりと解釈しています。後付けですが^^;実際、お客様にも「こっちの方がゼロリノベっぽいよ!」「駒込でリノベっていいね!」なんて言っていただき、本当にうれしい限り(涙)ただ、外壁を全くいじれなかったため、耐震補強は不十分。大地震が来たら、かなりやばい…ですが、境界が15cm位しかない両方のお隣さんはRC構造なので、きっと寄りかかって生き延びる事ができる!こんな感じで、皆に助けてもらえるのも、私達らしいという解釈です(笑)

BEFORE


before image

ゼロリノベは2011年11月11日に「六本木」のレジデンス用マンションをリノベして立ち上がりました。資本主義の権化であるような、キラキラした六本木というのは「吾唯知足」をロゴに掲げる集団にしては、なんだか歯がゆく、居心地の悪い場所でした。

徐々にお客様も増え始め、マンションの事務所に不特定多数の出入りが住人に迷惑をかけるようになり、マンション管理規約の改定で商業用に使用する事が禁止され、2016年末までには移転を迫られる事になりました。それが2016年の夏。期限の2016年末まで、あまりにも時間がなかったので、さっそく探し始めました。

都内で、駅近、周辺に迷惑がかからず、リノベ会社らしくリノベができる物件。
いくつかの物件を内見し、結果決まったのが、JR駒込駅徒歩3分の築約60年のボロボロ木造倉庫でした。

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 1DK+1S
    • 費用
    • 800万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1961年8月
    • 構造
    • 木造
    • リノベーション面積
    • 58.16
    • 施工期間
    • 2ヶ月
    • 備考

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