既存の構造壁を木立に見立て、構造壁の木立に寄り添うように、大まかな部屋の配置を決めていきました。
水廻り以外、新規で壁はつくらず、元々の構造壁の中に、様々な床材のレイヤーを敷き並べました。
それにより、構造壁や、床の素材をキッカケに、住まう方が自由に使い方を決めることができる空間となりました。
ソファ近くの石畳には植物を置いたり、ネットのロフトベッドに登って中庭を眺めたり、カーペットの上で寝転んだり、家の中での楽しみ方が多彩なリノベーション済み物件が完成しました。
BEFORE
調布市国領にある元社員寮の一室をリノベーション。
現地調査に向かうと、内装が撤去されたスケルトン状態でした。
こちらのマンションの構造が、間取りの制約が多い壁式RC造。
既存の部屋の輪郭には、構造壁で囲われていて、プランニングの制約がありました。
物件の左右にはベランダがあり、共用庭や閑静な住宅街の道路に面しており、両側からの採光や眺望が良い物件でした。
