施主様の要望をもとに間取り変更を行いました。リビングは、構造壁や梁を活かし、もともとの和室をセカンドリビングとして設計。全面バリアフリーの約20帖の広々としたLDKになりました。キッチンは壁を取り払い、位置変更して開放的なオーダーメイドキッチンを製作することで、庭を眺められるように。むき出しの天井やこだわりの無垢のフローリングで演出した空間にあわせ、キッチンの腰壁には水に強いリン酸処理加工を施した屋外用の鉄板を採用し、天板にはステンレス、カップボードには無垢のアメリカンチェリー材の突き板を使い製作しました。シンク・コンロ下はお手持ちの電子レンジやダストボックスの大きさに合わせ収納を製作し、施主様が使いやすいようにしています。また、服や帽子などを一箇所に収納できる約4㎡のWICスペースも増設しました。設備はオール電化住宅への変更に伴い、次世代給湯システムのエコキュートや浴室暖房乾燥機・IHクッキングヒーターを採用しました。引渡し後は、念願だった犬を家族として迎えられ、「庭からハーブを摘んで料理に使うという夢が叶いました」とガーデニングも楽しまれている様子。以前よりも帰宅時間が早くなり、より家で過ごす時間が増えたと嬉しいお言葉をいただきました。
BEFORE
長年賃貸物件にお住まいだった施主様。築23年、97.75㎡の一階専用庭付きマンションの購入を機に、「庭を眺めながら料理や食事を楽しめる空間にしたい」と要望されていました。物件は南向きの1階でかつ壁式構造のマンションだったため、間取りの自由度が少なく、また壁に囲まれた独立型のキッチンスペースがあったため、少し閉鎖的で暗い印象がありました。