コンセプトは「木と緑とコミュニティー」。配置づくりのおおきなこだわりポイントは2つ
①動線と目線:コピー機をつかっている人の後ろをストレスなく通れる・朝の出社時靴箱渋滞しない・必要な荷物が取り出しやすい位置にある。など、動作をする上でストレスを感じない動線を目指した。また、それぞれが集中出来るように視線が気にならない配置を意識。
②コミュニティー:このオフィス移転の大きなテーマ。オフィスを靴を脱いで上がるスタイルへ。これは効果性が高かったとの事で、「仕事をする場所」から「仲間の集まり」への変化を感じたそう。またすぐにミーティングが始められるスペースをあちらこちらに仕掛けた。全員で会議もできる「innovation room」。ここから新しいものが沢山生まれいくように名付けた。休憩室にはソファーやカウンターを設け、リラックスしながらアイディアを出しあえる。設計スペースには大きな机を置き、振り向けば話が出来る気軽さを。
内装デザインは築41年のビンテージ感を活かし、年季の入ったコンクリートをむき出しへ。冷たくなりすぎないように、木をプラス。ご依頼主様のこだわりはつくりこみすぎず、「社員みんなで手を加えて完成させる事」。壁面を塗装をしたり、カーペットタイルをはがしたり。「自分たちでつくった」オフィスの愛着がわいていく。
BEFORE
なんてことないオフィスビルの8階。築41年の古いビル。
あたり前のようにタイルカーペットが置かれていて、ジプトーン天井にクリーム色の間仕切りのパーテーション。窓には白いアルミのブラインドがかかり、白色の蛍光灯が均一に並んでいる「The Office」。
ほのかに感じられる中華街の活気。窓をのぞけば目の前は横浜スタジアム。隣接した横浜公園の木々は美しい借景として青々と揺らいでいる。
ご依頼主様が、次のオフィスに求めていた「木と緑」という要素はクリア。また最大のテーマ「コミュニティー」の構築にも申し分ない、広すぎないそして狭すぎない空間。
このオフィスを借りる事を決意し、弊社と二人三脚のオフィスづくりをスタートさせた。