100+∞(無限)

マンション  /   エリア:福岡県  /   掲載日:2017-09-26

マンション  /   エリア:福岡県

掲載日:2017-09-26

renovation image

洋室1は玄関土間に併設することで「農家の土間」のような来客時のコミュニティや、共用外気との接点となる「軒下空間」的な性格を待たせた。LDKには植物を育てるスペース「インナーグリーン」を大きく取り入れ、植物を育てるというより「植物を飼う」ような位置付けにすることで、より生活の中の緑を大きな存在とする。洋室2や洋室3へのアクセスは廊下では無く、アーチ型の袖壁で区切った「ギャラリー」とした。このギャラリーは「連続性による美」が視覚と体感により日常生活に寄り添う。また洋室3の旧和室に並んでいた旧広縁は、新たに「光の縁」としてレイヤー効果を待たせることで、より情緒豊かな空間を彩る。この住戸の間取りはキッチンに立てば全てが見渡せる、家族がどこに居るかが存在感で分かる配置である。こうした各所を機能的な概念から「本質的な概念」とすることで何気ない日常(100)から、住まい手のオリジナルな暮らし方の感性をどこまでも豊かにする(∞)を狙いとした「100+∞」である。

BEFORE


before image

築45年の旧耐震建築である。再販リノベとしてはデメリットとも受け取られやすい築年数であるが、管理組合の運営状況がとても良好である。設備更新や大規模修繕をしっかり行っており、この時代のマンションには珍しい、エントランスに常駐型のコンシェルジュが設置されている。しかし住戸は旧来の間取りで、部屋数を多く取るがあまりLDKに窓がなく一番家族が過ごすであろう中心部分がとても暗い状況であった。また部屋と部屋をつなぐ廊下が歪であり、動線上、隔離されるような構成で家族のコミュニティがより求められる昨今のニーズと比べると、あまりに陳腐化した間取りであった。共用部分の最適な環境を住戸に生かすべくプランに挑んだ。

    • 部門
    • 1000万円未満
    • 間取り
    • 少子化、核家族の世帯が圧倒的に多いニーズに備え3LDKとした。
    • 費用
    • 800万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1973年6月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 102.54
    • 施工期間
    • 3ヶ月
    • 備考