『息子は以前の家のような完全な個室だと1人で部屋で遊ぶのも怖がってたんです。
でも今は内窓越しに私たちの姿や雰囲気が分かるから安心するみたいで、
最近は1人でも寝れるようになったんですよ。』とK夫妻。
限られた空間をより開放的に、
いつも近くに家族を感じらるようにと考えて採用したのは
大胆にも腰壁から上、全てにデザインされた内窓だった。
キッチンに立つと内窓越しに寝室の様子がよく見える。
そのためもあってか、リノベをしてから一人で寝れるようになった息子さん。
「僕、一人でも寝れるようになったよ!」と嬉しそうなんだとか。
このリノベーションは、5歳の彼をちょっぴり大人にさせたのかもしれない。
BEFORE
施主のS夫妻はお子様が小学校にあがるまでに家を買って
一つの場所にとどまりたいと考えていた。
そんなS夫妻が購入したのは、昭和47年に建てられた宮前平のマンション。
いわゆる田の字型プランの3LDKで、
最小限におさめられた玄関や必要以上に仕切られた個室が
窮屈さを感じさせる空間だった。