家全体に渡って、第二の故郷である、古き良き時代の上海に想いを馳せる空間を演出しています。
既存柱を活かしたベンチを造作し、家族が自然と集うLDKを提案。一部吹抜けをつくり適切なサイズの窓を配置することで、光と風が部屋全体を回廊するようになりました。
家具や雑貨が映えるアンティークオークの床材や漆喰、大理石を施し、建具はすべてハイドアに。奥様の趣味である二胡の演奏部屋もつくりました。
キッチンの背面収納は手持ちの家電にあわせて造作。階段踊り場には、おばあさまから譲り受けた桐箪笥をリメイクして埋め込み、フォーカスポイントに。
BEFORE
仕事の異動で10年間上海生活をしていたお施主さま。帰国後、懐かしくて落ち着けるおばあさまの家を住み継ぐことに。おばあさまが残された古家具や上海の家具が映える、どこかノスタルジーだけど高性能で快適な家にしたいというのが当初からのご要望。