http://www.renovation.or.jp/expo/oftheyear/2014/view/556
無差別級部門

私塾のリノベーション~新しい学びの場~(国立市T様)

部門 無差別級部門
費用 467万円(税込み)
間取り 1R
タイプ 自由設計リノベ

費用に含まれるもの

家全体 / 水まわり /

施主支給設備(費用に含まれないもの)

BEFORE

Beforeコメント:

クライアントはこれまで自宅を開放して塾を開いていたが、手狭になり、さくら通りの好立地に良い物件が見つかったことでこちらに移転することに決めた。 T様の塾は、知識を詰め込む一般的な塾ではな く、生徒が楽しんで学問に取り組めるような発見と喜びのある新しい学びの場。女性ならではの少し変わった学習塾だ。生徒も小学校入園前から大学受験まで幅広い。そこで、無機質で面白味のない学習塾ではなく、あたたかみがあってつい寄ってしまうような、また学校帰りには自習に行きたくなるような空間にしたい、と考えていた。また、T様のご出身である鳥取県倉吉市の白壁土蔵の街並みをイメージし、外観は板張りと左官壁で和のテイストを取り込んだカフェのような雰囲気にしたいとのご希望があった。
AFTER

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Afterコメント:

あえて靴を脱いで上がり、ゆったりくつろげるように床は足ざわりの良いオークの無垢フローリング。教室スペース、自習コーナー、キッチンスペースの3つの空間の構成となっている。授業はこれまでどおり12名程度の少人数制とし、デスクや時数コーナーのロングカウンターも木のぬくもりの感じられるものを選んだ。キッチンスペースは科学実験とカフェコーナーとを兼用するため、オールステンレスのオープンスタイルで計画し、大人数がキッチンの周りを囲めるようにある程度の空間をとった。コストを抑えるため、予定していた本棚や靴箱などの造作家具はIKEA製品に変更し、看板もT様が直接発注してなんとか予算内に入れた。桜の時期に開校となり、「ここは何のお店ですか?」と通りがかりの人に聞かれるのだとか。こんな塾はきっと日本のどこを探してもないだろう。形式にとらわれないリノベーションの新たな可能性が見えた案件となった。
物件情報
築年月 1978年09月
構 造
リノベーション面積 45.09㎡
施工期間 1.5ヵ月
備 考
掲載会員企業
株式会社空間社

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