“いま“猫と暮らす家

マンション  /   エリア:神奈川県  /   掲載日:2022-09-20

マンション  /   エリア:神奈川県

掲載日:2022-09-20

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"まだ"猫がいない家
実はお家探しをはじめた当初、まだご夫婦は猫を飼っていなかった。
猫との暮らしを夢見るお2人のお家作りであったが、お家はもちろん猫のためだけではない。

ご夫婦は仕事柄、作業スペースと防音室を計画していた。
つまりおふたりにとって家は、猫と安らぐ場であり仕事場でもあった。
そこで、どちらの理想も実現すべくリビング引戸を堺に生活を分けられる配置とした。
LDKは眺望も良いことから、抜け感があり広く感じられるような配置と配色、仕事場エリアは籠もれる配色にすることでオンとオフの視認性を持たせた。
また回遊性を意識して、仕事場エリアから直接トイレにいけるように扉をふたつ設置したり、キッチン、洗面室、廊下など、動線をひとつにしないことでストレスのない生活を実現した。
LDKのキャットウォークは奥行きのあるものにすることで棚としても使える。
お家は猫と安らぐ場と仕事場の2面性を実現した。

では実際に生活をはじめるとどうだろうか?
実は、想定通りではなかったがそれは嬉しい誤算であった。リビング引戸を縦格子することで隙間から猫が覗いてお出迎えしてくれたり、回遊性により家中を走り回れるため猫にも快適な間取りになっているようだ。

当時は"まだ"猫がいない家だったが現在は可愛い猫が2人も家族となり、"まだ"猫がいない家は"いま"猫と暮らす家となった。

BEFORE


before image

高台の上にある築15年ほどのマンション、よくあるファミリー向けの3LDKでバルコニーからは江ノ島の灯台がよく見える。ここに夫婦2人と将来的に猫も'2人'家族になる想定でプロジェクトが動き出した。
ご主人は在宅ワーク中心、奥様は音楽の仕事をそれぞれ新しい住まいで実現したい。
そして何より猫との暮らしを考えた間取りがご要望として挙がっており、区画の中心からズレた位置に長方形の柱がある少し不思議な間取りとの融合性が求められた。
実現したいことはある程度定まっており、あとは区画に対しての空間の配置やどのような工夫や仕掛けを施せるかが私たちのチャレンジだった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 0LDK+S+S
    • 費用
    • 1950万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 2006年1月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 72.90
    • 施工期間
    • 4ヶ月
    • 備考

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