テキスタイルの可能性。

マンション  /   エリア:愛知県  /   掲載日:2022-09-20

マンション  /   エリア:愛知県

掲載日:2022-09-20

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テキスタイルの役割とは。住宅では主に外からの光や視線をコントロールしたり、遮ったりすることがメインとなります。
このマンションリノベーションにおいて、それぞれのアプローチでデザインされたテキスタイルを空間全体で表現し住宅においての可能性を探しました。
まずLDK天井です。薄手のプレーンボイル生地を利用し、照明で覆った際も光がこの布地によって拡散されることで柔らかな光がLDKを包む空間を生み出しております。カーテンが持つ重量が自然と曲線を描き、空間に柔らかさを施します。壁に鉄板を仕込むことでマグネットで固定し、お客様でも簡単に取り外しができるところがポイントです。
ダイニングとリビング優しく区切るカーテンはニュアンスのある優しい表情のカラーボイル生地を使用。細い光沢糸を織りまれ、角度によってさりげない光沢感が現れます。
白いテキスタイルに写る人の影、光が差し込むことによって床に落ちるテキスタイルのパターン、毎日変化する光が生活に彩りを加えてくれることと思っています。
同じ生地を玄関収納にも利用し、空間全体の統一をするのと同時に、収納内部の光を取り入れつつ目隠しする役割も果たしています。
主寝室には防音カーテンを利用しております。
普段は室内窓でリビングとのデザイン性も保ちつつ、機能としてのテキスタイルを取り入れることでお子さんが眠っていても安心です。

BEFORE


before image

今回のマンションリノベーションのプラン計画において、現状が角部屋でリビング全体に多くの採光が入る状況でしたのでその特徴を活かしこの空間だからこそ出来る提案を考えました。
また、お客様より海外風のスッキリしたデザインが好みという要望をいただき、その要望を取り入れていくにあたって梁が主張的に出てしまうことが問題としてございました。
折り上げ天井などの設計的解決だけでなく、装飾での解決方法のアプローチとして出てきたテキスタイルデザイン、
空間全体のメインとなりつつ、やわらかい生地を選ぶことによって元々の特徴を活かし部屋全体に優しく溶け込むような提案を意識しました。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 3LDK+WIC
    • 費用
    • 1800万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1999年3月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 96.39
    • 施工期間
    • 3ヵ月
    • 備考

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