寿百家店

その他  /   エリア:福岡県  /   掲載日:2022-09-19

その他  /   エリア:福岡県

掲載日:2022-09-19

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北九州市の小さな商店街「寿通り」。以前は地域の生活道でもあったが、2015年にはシャター街化。通りは落書きだらけで夜は暗く人々は倦厭して避けていた。そこに一人の女性が大家さんから「この通りを元気にしたい」と相談を受けて入居。昼間は事務所、夜はバーに変わる面白い営業は人気店になった。DIYで隣の空き店舗を活用したり、多様なイベントを繰り返し、ここに通う関係人口も増え、この通りが復活する兆しが見え始めた。しかし2020年、近隣の百貨店が閉館するという出来事が起こる。巨大な百貨店の閉館は想像以上に街の衰退感を感じさせたが、その出来事をバネにして生み出した“まちの百貨店”のコンセプト。店主が自ら商品を作ったり、持ち前の技術で接客したり、をシャッター1枚毎の区画で“小商い”ができる通りにした。サロンや工房、物販店等が入居。また2階の旧住宅を4部屋の“アーケードシェアハウス”とした。外灯とは違う温かい生活の灯りは夜の通りに安心感を与える。若い男女が入居し、1階の店舗を手伝い、世代や業種を超えた多様性が生まれ始めた。作者も仲間に入り直営店のラーメン屋の麺を茹でたりと。小さい商店街だが沢山の人やモノ、コトが循環し始めた。ドン底の状況はたった一人の強い意思で仲間が集い、地域を変えることができた。まだまだゴールは無いがこの事例は全国の衰退した商店街に広く知って欲しいと切に願う。

BEFORE


before image

北九州市八幡西区にある小さな小さな商店街「寿通り」が今回の舞台。アーケード入口を大きな商店街にはさまれた形は特有で、通勤や買物帰りの生活通りになっていたが13区画を有する商店街は人口減少のおり、2015年にはシャター商店街化していた。夜はとても暗く、閉まったままのシャッターは落書きだらけ。夜は酔っ払いの粗相も多く生活道どころか地域の人々は倦厭して避けて通るほどだった。そこに一人の女性がオフィス兼ワインバーを始めた

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 1F店舗2F住宅
    • 費用
    • 1500万円(税込)
    • 形態
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1972年1月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 181.24
    • 施工期間
    • 6ヶ月
    • 備考