世界的パンデミックとなった新型コロナウイルスの流行により、家は帰る場所であるという概念が大きく変化した近年。世の中は在宅ワークを推奨、テイクアウトの普及などで在宅時間の増加に伴い、家の役割も大きく変化しつつあります。いわゆる「おうち時間」を過ごす中で、家と自然との境界線を無くすアイデアにアースカラーを取り込んだのが今回のリノベーション。平坦地より少し高い位置にあるエリアに所在する上層の10Fの部屋。リビングからも見渡せるベランダからの景色は絶景であり、最大の特徴。「この部屋を自然と繋げる」という目標を掲げてデザイン。地球上に自然に創造出来るカラーを取り入れた部屋をコンセプトに。玄関を開けて、廊下、アトリエ、リビングと更には建具からオリジナル什器、インテリアに至るまで、自然界に存在するそれぞれの色が、個々に浸透する仕上がりになりました。主張が強くなく目に優しい、更には温もりと安心感を与えてくれる色をセレクト。リビングと隣接の間仕切りを取り払い大胆に広げることで、キッチン～ダイニング～リビングへと一体に変更。ワークスペースを隣接させ、リビング兼用のデスクを備え付け、更に室内窓でリビングとの一体感を保ちました。どこからでもこの高台の絶景を見渡すことができ、家に居ながら常に外を感じられるように。アースカラーに囲まれたこの部屋で彩り豊かな新たな暮らしをお楽しみ頂きたいと願います。