同じ家、ちがう部屋。〜私の和室diary〜

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2022-09-17

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2022-09-17

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renovation image

2021年9月21日。私の夢が現実となった。その夢とはリビングと一続きになった何の変哲もない和室を、小上がりにするあの計画のこと。本当はもう少し先のはずだったけど、リモートワークとか家で過ごす時間が増えて、前倒しでリノベーションすることに。これは嬉しい誤算だった。小上がりにしたい明確な理由は特にない。でも、家の中に段差があるリズミカルな感じや見た目が好きで、なんとなく憧れがあった。そんな気持ちを担当デザイナーにぶつけて一緒に創り上げていったのがこの和室だ。ナチュラルでモダンなベージュの琉球畳は、落ち着いた色味の家具が並ぶこの家にピッタリ。以前は引き戸だった戸を障子に変えて、格子の間隔やデザインにまで徹底してこだわって造作した。今までは感じられなかった障子から伝うやわらかな光のおかげで、戸を閉じても明るく心地よく過ごすことができている。アクセントのタイル床は縁側のようで、「なんだか旅館みたいだね」と夫もうれしそうだ。小上がりに腰を掛けて休憩したり、ストレッチをしたり、ゲストルームとして使ったり。思い描いていた理想の和室を手に入れて、ここで過ごす時間がどんどん好きになっている。
不思議だ。同じ家に帰ってきているのに、なんだか新しい場所に引越してきたみたい。仕事を終えて帰る場所が素敵だという小さな満足感が私にとってはとても幸せなのだ。5年越しの夢を叶えた今、私の毎日が再び動き出す。

BEFORE


before image

主人公のTさん(奥様)が暮らすのは、都心から程よい距離を保った活気と落ち着きのある街。
約5年前に様々な好条件が重なり、2LDK+和室のマンションを新築で購入したが、元々インテリアが好きだったこともあり、
新築ならではの画一的な間取りや内装をいつかリノベーションで自分らしく変えて行きたい、という気持ちを持っていた。
今回は和室のリノベーションが中心となっているが、キッチンカウンターやテレビボードなども造作し手を加えた。
また、物置として使っていた洋室をご主人のリモートワーク用の書斎へと変更している。
本作は生活環境はそのままに、もっとワクワクする部屋にアップデートすることで
生活の満足度がぐんと上がった持ち家リノベのサクセスストーリーである。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円未満
    • 間取り
    • 3LDK+WIC
    • 費用
    • 900万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 2015年2月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 71.15
    • 施工期間
    • 3ヶ月
    • 備考