協業で実現した「いい空気、いいくらし」

マンション  /   エリア:福岡県  /   掲載日:2022-09-19   R mark

マンション  /   エリア:福岡県

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メーカーとの協業と言うと、単に最新設備を採用した「展示場スタイル」をイメージされる。しかし、リノベ会社の多くは「住宅設備は既にコモディティ化している」と感じているのではないだろうか。そのような状況も踏まえ、断熱とも相性が良い「全熱交換型換気システム」を主題とした協業がスタートした。

換気は、断熱や省エネのための「裏方」ではない。空気質の改善は住む人の健康に大きく影響する。特に福岡は元々、玄界灘を超えて飛来する有害物質の影響を受けやすい地域であり、さらにコロナの発生で空気質の改善が求められていた。

そんな時代のニーズに対する一つの答えを目指し、築42年のマンションの一室をリノベーション。さらに多様化した時代を意識し、全熱交換型換気システムでトップシェアのパナソニックをメインパートナーに、内窓についてはYKK AP、断熱素材の選定や温熱計算はインテリックスTEI(リコシス)、クロスやカーペットはサンゲツなど幅広いメーカーと協業。オープン前には合同勉強会も実施し、各社の顧客にも現地を開放した。ちなみに、Ua値は0.238を実現している。

SDGsな時代にマッチした社会の実現と、リノベーション住宅に住む人のQOL向上のために。各社と取り組んだ「いい空気、いいくらし」プロジェクトを通じて、改めて「リノベーションはプロデュース業である」と強く感じた。

BEFORE


before image

福岡市住宅供給公社による販売時、大変な人気で購入は抽選だったという物件。当時、最先端の設備が詰まったマイホームと言える。さらに、公団の標準設計から自由なレイアウトへ移行した時代らしく、玄関部分にはアール仕上げの壁、キッチンには造作カウンターも設置されていた。およそ42年前に新築で買われた前オーナーが、年齢に合わせたリフォームをしながら丁寧に過ごされていたが、基本的なレイアウトの古さと、自身では改善できない共用サッシなど外周部の傷みが課題だった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 1LDK+S
    • 費用
    • 1690万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1980年5月
    • 構造
    • RC
    • リノベーション面積
    • 67.61
    • 施工期間
    • 4ヶ月
    • 備考
    • 売主、企画、設計 : はぴりの 特別協力 : パナソニックハウジングソリューションズ 協力 : サンゲツ、YKK AP、インテリックスTEI(リコシス)、新出光 施工 : ジューテック

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