正しい「サ道」(サウナ道)は、サウナ→水風呂→リラグゼーションルーム(外気浴)。
この3つがあって、初めて成立するものなのです。
フィンランド式サウナ、リラグゼーションルームのトライアングルをつくりました。
これがお住まいの中にある面白さで、キッチンの奥にあって「隠れ家的」場所。
はじき出された洗濯置き場は2階に移動することで、洗濯動線が2階で完結するので便利です。
建物のポテンシャルを大切に、「使えるものは使う」と廊下や階段などはそのまま、1階LDKは昭和な格子窓に合わせて、無垢床にボルドーパインを選択。
大事な手持ちの古家具に似合う、レトロな住まいが完成しました。
そして、平日1回、週末1回のサウナライフ。
まずは、4時間かかる水風呂を作りから始まり、その日のロウリュウの香りや音楽を選び、チェアやサウナハットを用意し、ご飯やビールを準備しておく。
「それが、サウナの世界に入り込む儀式なんです」とFさん。
サウナ・トライアングルを3セット繰り返すうち、呼吸が自然と深くなり、自分に向き合える。
「ととのう」をこっそりかみしめることが出来るFさん宅です。
BEFORE
おうちに、サウナ。
サウナ好きが高じて、「サウナスパプロフェッショナルマネージャー」の資格まで取ったFさん。
「自宅にサウナを作りたい」と思い立ち、まず調べたのは水風呂でした。
「家庭用サウナはあるけれど、水風呂がなくて。最適な水風呂の温度は15℃、水道水は少し高めなので、冷却する必要がありました」。
どうにか水風呂を作れないか。ネットで調べまくって辿り着いたのが、観賞魚水槽などに使われる、水を冷やすチラー。
そこまでたどり着き、戸建て購入に踏み切ります。