「仙台にMUJI HOTELを創ってほしい」オーナー様の東京での定宿「MUJI HOTEL」。その雰囲気がとても気に入っていて「毎日MUJI HOTELに泊っている気分で生活したい」というご要望でした。
私を含めスタッフも泊ったことが無いホテルだったのでスタッフ全員で「MUJI HOTEL GINZA」へ出張。床材や化粧板のサンプルをたくさん持っていき、何を使われているかをとことん調べ素材を選定しました。
実はベースとなったこの物件、大手再販業者が手掛けた再販物件。キッチンや浴室・トイレはもちろん新品なので再利用しました。
キッチンは天板をバイブレーション仕上げのステンレスに交換し、扉をダイノックシートで木目調に変更。浴室の壁面はダイノックシートで高級感を演出。トイレの壁面には黒いフロアタイルを貼ることで非日常な空間にしました。洗面化粧台だけはMUJI HOTELの雰囲気を出すために造作で作り直し、設置されていた化粧台は他の物件に使っていただきました。
設備機器以外は全て解体し3LDKだった間取りを1LDKにし、ゆったりとくつろげる空間にしました。
デザインはもちろんのこと素材もMUJI HOTEL仕様。オーク無垢フローリング、壁にもオークの壁材。珪藻土もふんだんに取り入れ正に「MUJI HOTEL」のようなホッとできる空間を創ることができました。
BEFORE
若い頃に賃貸で済んでいたマンションに再販の売物件が出たことをお伝えしたところ即決で購入を決断。再販物件ということで表面的なリフォームが施された物件でした