リビングは暗いほうがいい

マンション  /   エリア:神奈川県  /   掲載日:2022-09-17   R mark

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掲載日:2022-09-17  /   R mark

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リビングは日当たりのいい、明るい場所につくるのが当たり前。そんな風に考えてはいませんか?この事例は、そんな当たり前をアイデアで覆しました。

食事を楽しむダイニングは、バルコニーに面した日当たりの良い窓際に。一方でお二人がたどり着いた快適なリビング空間の答えは、「暗くていい」。一般的には明るくしたい要望が多いリビングですが、あえてバルコニーと玄関側からの日差しを完全にシャットアウトしました。壁に囲まれた仄暗い世界の中につくりあげたのは、二人だけのホームシアター。プロジェクターで大きな壁に映像を投影し、趣味の映画鑑賞をゆったりと堪能することができるのは、リビングを暗くしたからこそ実現できたこと。落ち着きのある大人時間が、このリビングには流れています。

代わりにできあがったのは、眺望が良く日差しの入るサニタリーとバスルーム。バルコニー側にサニタリーとガラス戸のバスルームを配することで、サニタリー越しに景色を眺められる設計に。バスタイムを大切にしたい、お風呂でも眺望を楽しめるようにしたいという奥様の要望も同時に叶えました。

明るいバルコニーからの光が漏れ出てこないよう、試行錯誤の上で緻密に設計されたおこもりリビングのホームシアターは、ご夫婦の要望をきちんと叶えただけではありません。固定観念や常識にとらわれない、リノベーションの可能性と未来を示してくれるものでもあるのです。

BEFORE


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とにかく広いLDKと、自分たちの好きな空間づくりを強く希望していたご夫婦は、もともと2LDKだった間取りを1LDKにフルリノベーション。壁はできる限り少なくし、開放的な空間に好きなテイストを散りばめました。以前の住居ではキッチンが手狭でストレスだったということで、広々と使えるゆとりあるキッチンに憧れがあった奥様はアイランドキッチンを採用。家事動線を確保しつつ、キッチンからもホームシアターを楽しめる空間をつくりあげました。
もともとLDKだった空間のバルコニー側の一等地に、あえて浴室を持ってきた「逆転の発想」のリノベーション事例です。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 1LDK+WIC
    • 費用
    • 1347万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • 洗面ミラー、プロジェクター、アクセサリー、ブラケットライト、ペンダントライト

物件情報


    • 築年月
    • 2001年12月
    • 構造
    • RC
    • リノベーション面積
    • 77.43
    • 施工期間
    • 3ヶ月
    • 備考
    • 【不動産仲介・設計・施工】ゼロリノベ (株式会社groove agent)

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