2世帯住宅といっても世帯の往来がほとんどなかった、というところをリノベーションで子世帯や外の世帯も「集合」出来る空間にしたいと考えました。昨今、特に使われ方の多様化が求められる仏間を家族が畏まらずにご先祖様と接する空間に。法事の時は親戚や家族が椅子に座って法要が出来ます。ピアノを置いて家族で音楽を奏でたり孫やひ孫が走り回ったり、使い方は様々な「仏間」になりました。エコジョーズ、床暖房や通風、断熱材の再施工など温熱効果にも配慮しました。次は子世帯の家族が増えてくれば、また少しずつ暮らし方のリノベーションを積み上げていきたいです。
BEFORE
亡くなったご両親の住まい方はお二人で過ごすことが多く、世帯の往来はほとんどありませんでした。そして広々とした仏間は、仏事以外普段から家族が集まる空間ではありませんでした。