2014年に熊本に柔術文化の普及を志し創設されたブラジリアン柔術アカデミーTATORU。
当時は音楽スタジオのホールとして使用されていた空間を道場へとコンバージョンし、10名という少人数でのスタートだった。そこから8年の月日を経て、現在会員数は300名を超える西日本最大規模の柔術アカデミーへと成長した。今回の2度目となるリノベーションでは、道場長の更なる柔術への想い、会員さんへの感謝、そして新しいカルチャーとしての柔術の確立というテーマを表現すべく、細部に至るまで多くのギミックを館内外に施した。プロジェクトにはクリエイティブディレクターが加わり、ロゴマークや館内外のサインの刷新を含めたリブランディングも同時に行った。随所に描かれた「柔術の∞(無限)の可能性」を表す新ロゴマーク、道場へ向かう階段の頭上の実力を示す帯を模したフラッグ、ホール壁面の蓄光フィルムで施された道場長直筆の「柔術最高」の文字等、館内外に洗練されたクリエイティブを詰め込み、他に類を見ない新たな柔術道場としてリブランディングされた。
柔術は「格闘技=強い」という側面を持つと同時に、古来から実践されてきた「心身のバランスを整える」方法のひとつでもある。コロナウイルスの流行、先行きが不透明で不安定な現代。時代の逆境にも負けず成長し続ける柔術のカルチャーは、大人から子供まで多くの人々の心の糧になっている。柔術最高。
BEFORE
2014年、音楽教室のホール部分をコンバージョンし、熊本初となるブラジリアン柔術アカデミー"TATORU"がスタートした。
道場は清涼感のある白を基調とし、清潔なシャワーブースや洗面トイレ、誰でも使える快適なラウンジスペースも併設した。