賃貸併用住宅を二世帯住宅へ。ピアノ教室のある住まい。

戸建  /   エリア:沖縄県  /   掲載日:2022-09-14

戸建  /   エリア:沖縄県

掲載日:2022-09-14

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ご両親の提案から実現した賃貸住戸2室を繋げて実現したピアノ教室のある職住一体の暮らし。そして、1階には大好きな両親が住む実家。のどかな場所に建つ築古の賃貸併用住宅は、完全分離型の二世帯住宅に生まれ変わりました。ヒヌカン(火の神様)を設けたキッチンから子ども室まで見渡せる住まいは、家族とパグ2匹がいつも感じられる空間へ。室内窓と子ども室のアーチは狭さを感じさせないアクセント。約6帖の子ども室は3人で共有し、勉強やデスクワークはリビングの一角にあるスタディコーナーで。そして、リビングから引き戸で繋がるのはピアノ教室。ピアノ教室は机を兼ね揃えた本棚を背面に設置し、習ったことを生徒がすぐにノートに書けるように工夫しました。鍵盤を照らす調光・調色機能の付いた照明は、コンテスト前に本番に備えた演出を取り入れたレッスンに大活躍です。生徒にも教室をもっと好きになってもらえるように、教室の壁は生徒と一緒にDIY塗装を実施。毎日の練習もみんなで塗った空間で行うので、自然と愛着が湧いてきます。レッスン時間も、家族と過ごす時間も大切なオーナー夫人。自宅で仕事ができることでいつも家族がそばにいて、仕事も思い切り楽しめる暮らしが実現。もの寂しかったこの場所が、家族にとって、ご両親にとって、そしてピアノ教室に通う生徒たちにとっても笑い声と音楽が響き渡る朗らかな場所となりました。

BEFORE


before image

父親が所有する沖縄県北部の賃貸併用住宅の一室で、小さなピアノ教室を営むオーナー夫人。1階に夫人のご両親が暮らす実家、2階は2DKの賃貸住戸がワンフロアに3室ある2階建ての建物の1室にその教室はありました。幼児からシニアまで幅広い年齢層の生徒が通っており、レッスンは主に放課後から夜まで。賃貸マンションと教室を往復する日々。ある日、一室の退去が決まり、「二室を繋げて住まいと教室を一緒にしたら?」と、ご両親の提案から職住一体型住宅の計画が始まりました。今回の案件は、オーナーの親が所有する建物だからこそできる有効活用法。建築資材が高騰するなか、人口も減り、築古の賃貸アパートも空室が当たり前である昨今、賃貸住戸を繋げて子世帯が暮らすことで、二世帯住宅として生まれ変わったリノベーションは次世代の活用法のひとつとなりました。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 2LDK+1R
    • 費用
    • 1600万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1985年11月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 79.38
    • 施工期間
    • 4ヵ月
    • 備考