せっかくRC造なので、外装はブラックをベースにモダンな仕上げに変更。玄関周りだけ薄いベージュに変更してアクセントを入れました。両隣のマンションが新しめなので、それに負けない外観を意識しました。
内装はブラックを基調にインダストリアルな雰囲気を演出しつつ、床材、天井などに木目の強い素材を使う事で固くなりすぎないように。階段上の謎に高い段差は梯子を付け、あえて入り口を絞ることで秘密基地間のあるロフトに仕上げました。武蔵小杉と言えば優美なタワーマンション…白基調のキレイ目の内装が基本ですが、それにぶつけるが如くあえて真逆の内装コンセプトで攻めることにしました。狙いは的中し竣工後にすぐに契約決定！！しっかりと地域や建物の特性を生かしたリノベーションを行う事で、早期契約に結びつけることができました。
BEFORE
タワーマンション立ち並ぶ武蔵小杉駅。徒歩五分の好立地にRC造の３階建て戸建がありました。
前所有者様は定期的なメンテナンスをされていた様ですが、築年数相応の劣化は内外共に感じられます。外装は塗装は入っているものの、屋上・バルコニーの防水、シーリングはほぼ切れている状態。
内装は全体的にリフォームが必要な状態であった為、内外装一気にリノベーションをする方針に決定。幸い間取りはそのままで問題無さそうでしたので、予算は設備のグレードや内装のデザイン性に充てることに。
そう、ここは武蔵小杉。正直なところ販売価格は武蔵小杉のタワーマンションが買える値段…
「それでもこの戸建が欲しい！！」そう思ってもらえる様な仕上がりにする必要があると感じました。
